I<お母さんを傷つけてしまってごめんね。向こうで強くなる勉強してるよ!>

原「お嬢さんと息子さん、お二人って、お嬢さんが上?」

受け手「いえ、逆。でも、亡くなったのは娘が先です。」

原「このお子さん達は特別な信仰とか持っていらしゃいましたか?」

受け手「いいえ」

原「宗教っぽいものを感じるのだけれど。あるいは、このお二人が逝ってから、
  お母さんがすごくいろいろな神社とかお寺とか拝むようなところに行かれたとか?」

受け手「わりと教会に。」

原「教会の方ね。宗教っぽいエネルギーを強く感じるので。結構教会にお母さんが行っていらっしゃるんですね。」

受「そうでもないんですけど、時々行くくらい。」

原「お嬢さんというのは、もう大人になっている(ように見える)のだけど。」

受「38歳で」

原「38歳よりももっと若くみえますね。やっぱり細身の人よね。」

受「いえいえ」

原「太ってる?」

受「はい」

原「でも、今細いですよ。スリム。」

受「ダイエットを繰り返してましたので。」

原「今ね、好きな格好で出てきているんだと思います。黒髪で。」
(写真を拝見して)

原「ああ、こんな感じだけど、もっと細い。細くすらっとして。細身で素敵な感じで来てますよ。」

(皆さんで写真を回覧)

受「鬱病で、自死したんです。」

原「ああ、なるほど。でも、この方38だけれども、十代の後半から精神的に揺れがあった、という風に見えるんだけれども。」

受「そうかもしれません。」

原「このお嬢さんか、お母さんか誰かまわりの人で、サチコかサキコっていう人いる?」

受「いえ。」

原「特にいない。でも後で(わかるかもしれません。)。その名前が、一つ聞こえるの。サチコかサキコみたいな。
  向こうの世界で、本当にもうモデルさんみたいな感じで、おしゃれしているんですよ。だから、それしたかったことだと思うのね。
  したいことを向こうの世界でできるんですよ。やりたいことをできるから、すごくおしゃれな感じ。」

受「メイクとか、ヘアーに、とても関心を持っていて。」

原「だから好きな感じで、すてきな格好しているの。ちょっとスーツっぽいような、格好して、髪の毛も、
  今私に見える姿はそんなに長くはないんだけど、おしゃれなカットにしているんですよ。黒髪にしていて、
  そんな染めている感じじゃなくて、黒で綺麗にしている感じで見えて来るんだけど。すごくおしゃれな姿でやって来ていて、
  向こうでは自分の好きな姿になれるんだって言ってきていますよ。ご自身が鬱になったときに、自分の心のあり方とかをノートに書いてないかしら。」

受「書いてます。」

原「書いてたでしょ。そのことを言っていますね。何か書いていたって。」

受「ええ」

原「それで自分の心をまとめようとしてたんだって、言うんだけど。」

受「必死だったのかもしれません。」

原「まとめようとしてたんだけど、まとまらない。その繰り返しって言う感じで、最後ちょっと自暴自棄っていうか、自分にもう嫌になっちゃった感じなの。」

受「一途にこう。。。」

原「根が真面目だから、戦おう、戦おうって、自分の病気と戦おうとしているんだけど、もうどうにも体も言うこと効かないし、
   言うこと効かないって、動くんだけど体調が一定しないんですよ。」

受「ずっと落ちてしまって」

原「とにかく、薬の影響もあるんでしょうけど。(体調が)一定しないって言う風に。それでそのことを、この方のお父さん、
  (あなたの)ご主人様ね、も心配してたって、伝わって来るんだけど。」

受「そうでもないんです。悲しみがなかったって感じで。」

原「でもね、お嬢さんはお父さんも心配してくれてたって言っていますけど。だから心の中で心配してたんじゃないかと思うんだけど。」

受「一度も病院に行ってくれなかった」

原「でも、心配してたって言っていますよ。だけど、それを愛情がなかったんじゃなくて、(病院に気持ち的に)行けなかったという方だと思います。
  一応ね、お嬢さんは(お父さんが)心配してたってことをどうしても言いたいみたいなんですよ。お父さんも心配してたよって、言ってくるんですよね。
  それで、(お嬢さんは)なんかもう自分が自分で最後嫌だったんだって、言ってくるんですよね。」

受「いつも言っていました。」

原「もう、自分が自分で嫌で、それで、自分で自分を傷つけたくなっちゃったんだって。」

受「はい。」

原「傷つけてる、ってことを言っています。」

受「いつも言っていました。」

原「もう自分が自分で嫌で、自分で自分を傷つけちゃったって。そのことで、自分を産んでくれたお母さんのことも、
  傷つけているということをわからなかった。ごめんなさいって、言っています。」

受「わからなくて、当たり前だと思う。」

原「自分はお母さんとお父さんのね、まあ、産んでくれたのはお母さんだけど、お母さんに産んでもらったその自分を自分で呪っていたことで、
  お母さんを傷つけていたってことをあちらの世界にいくまで気がつかなくて、ごめんなさいって。そのことをごめんねって言ってます。
  自分が向こうの世界に行ってから、お母さんがどれだけ祈って、もうひたすらお母さんが自分(お母さん自身)を責めて、祈って、祈って、
  祈りまくっているのを見て、本当に自分は申し訳ないことをしたって気がついたって、言ってきているんです。」

受「申し訳ないのはこっちです。」

原「いやいや、そう言っていますよ。それで、この子のおじいちゃんって言う人が向こうの世界に先に行っていませんか?」

受「はい、行ってます。」

原「お母さんのお父さん?」

受「もそうだし、夫のほうも。」

原「どっちか結構厳しい人いない?」

受「そうですね、私の父が。」

原「あのね、おじいちゃんに(お嬢さんが)怒られたって、言っていますよ。おじいちゃんに怒られたって。向こうの世界に行ったら、
  『お前なにしたんだ?』ってすごく怒られたって言っていますよ。怒られて、反省したって言っていますよ。ヒロシかヒトシ、そんな名前の人がいませんか?」

受「います。おじさんです。」

原「もう向こうの世界に行っていますか?」

受「いえ、健在。」

原「何かその人のことも言う。」

受「あまり好きじゃなかったみたいで。」

原「おじさんと言うことは、彼女にとってのおじさん?」

受「そうです。」

原「でも、その方ちょっと今調子悪い?」

受「元気です。」

原「そう、ではいいです。その名前を言いますね。だから気にしてるんじゃないかなと思って。
  その後に、息子さんはそんなに年月経っていないで向こうに行っちゃったんじゃないかと。」

受「3年後」

原「3年ですか。その後、そのまますぐに、彼女にとってはお兄さんなの?」

受「そうです。」

原「そのまますぐに、(お兄さんが)来るとは思わなかったって言っています。息子さん、なかなかはっきり出て来ないんだけど、
  息子さんも自分で逝てしまったの?」

受「そうです。」

原「だから、息子さんちょっと通信が取りにくいです。また、息子さんもお母さんに世話かけましたね。」

受「はい。」

原「本当に息子さんは世話かけたって。お嬢さん以上に世話かけたって伝わってきます。」

受「でも、私が冷たい親だったって。夫と息子と仲が悪くて、20年以上引きこもり生活をしていて。。。」

原「それで、だから、息子さん、あんまり喋らないんですよ。」

受「そうです。」

原「喋らない人は通信が取りにくいんですよ、すごく。(ここに)いるんだけど、黙っているんです。だけどね、旦那さんのせいじゃないのよ、これは。
   これで旦那さんは悪くない。恨んじゃだめ。旦那さんは口下手なの。それで、表現下手なの。」

受「(旦那さんが)虐待した。。。」

原「ああ、虐待した。でもね、これ旦那さんは表現できないの。旦那さんは旦那さんで、そういうことを悪気があってしているわけじゃないんですよ。」

受「未熟なのかなと思って。」

原「旦那さんは旦那さんで、表現できないもどかしさ。それが虐待になっちゃっているんですよ。ちゃんと言葉で説明して、
  こうでこうでこうなんだよって、言えばいいんだけど、それができないから、がーっという行動とか言動に出るわけなんですよ。」

受「悪い人じゃないですけど。」

原「そう、悪い人じゃないですよ。そこなんですよ。それを言ってくるのね。だけど、息子さんは息子さんで繊細だし。
  お母さんはいつも息子さん側に立っていましたよね。」

受「そうです。」

原「息子さんからお母さんに。。。やっぱり息子さんからもごめんなさい、です。お母さんに対してごめんなさいって。
  お母さんが自分を少しでも社会に適用できるように、いろいろきっかけを作ってくれて、いろいろ努力してくれたのに、
  自分は全部それを無下にしちゃったって、言ってます。甘えちゃったって。」

受「私を気遣ってくれる優しいところがあって。」

原「繊細なんですよね。気遣っていたけど、でも、甘えてたって。」

受「はい、頼っていました。」

原「息子さんがお母さんに甘えていたって。だから、お母さんが、ああしたら?こうしたら?っていろんなことやらせようとしてくれていのに、
  全部反抗しちゃってたの。ことごとく全部拒否してましたね。」

受「はい」

原「学校行ってみたら?とか、専門学校行ってみたら?とか習いに行ったら?とかいろんなことをお母さんがやってくれたのに、
  そういうふうにしてしまったって言っています。」

受「亡くなる2年くらい前から、息子を見ているとシルバーのような輝きを感じていて、こんな息子だけど、。。。やっぱりそれは本当だったのかなって。」

原「お母さんには大きな学びをくれましたよね。2人ともね。」

受「はい」

原「だけどまだ学びが終わっていなくて、それでさらに、こんなに辛い状況なんだけど、それでも旦那さん、まだ(あなたと)一緒にいますよね、
  旦那さんを許してあげるっていうのが、これがお母さんも辛いんだけど学びなんですって。それは甘やかってことじゃないんですよ。
  そうじゃないんだけど、彼は彼で子供の時から押さえつけられていたり、理解されなかったり、旦那さんの幼少時代ってあまり良い風には見えないんですよ。
  それで、そういうことがあってこうなっちゃったんだな、そして、旦那さんは旦那さんで子供二人向こうの世界に見送っているっていう十字架を
  背負っているんですよ、やっぱり。言わないかもしれないけれど。それはそれで、彼は彼で背負っているんだなって言うことを、思ってくれって言うのね。
  それで、息子さんから言ってくるのは、お母さんが自分が元気になること。今、旦那さんと2人っきりに見えるけど。」

受「そうです。でも、下に。。。」

原「でも、一緒にはいないよね?」

受「一緒にはいないです。」

原「お母さんはお母さんやりたいこと、趣味とか、聖地巡りでもいいし、ちょっと外に出て自分の人生を輝かせるようなことをやって欲しいって言ってきています。」

受「私もボランティアをいろいろ。。。」

原「やっているのね。ボランティアだけじゃなくて、お母さん自身が楽しめることをやってって。喜び。それも向こうの世界に仕送りになるんですよ。
  この世の残っている遺族が、『ああ幸せだ、楽しいよ』って言ってあげることが、向こうの世界にそのまま仕送りになっているんですよ。
  ボランティアとか、人のためになることも仕送りだけど、自分が『〜ちゃん、私楽しく生きてるよ。頑張っているよ。』っていうのは、
  向こうの世界に仕送りしていることになるんですよ。
  だから、それをしてって。お母さんの人生に喜びがないんですって。だから、ボランティアもいいんだけど、ボランディアでまた人の為だけにやっているだけで、
  ここは喜びが必要だって。だからそういうところに行ってって。伊勢神宮とか縁がありますか?」

受「行きたいと思っているんです。」

原「伊勢神宮が見えるんですよ。伊勢神宮に行ってくるといいと思います。」

受「じゃあ、さっそく。」

原「そこは行くといい。そうしたら二人とも(霊界にいるお嬢さんと息子さん)一緒に行くし。そういうふうにして少し家から出て。
  それから一番下の子って女の子?」

受「はい」

原「この子はこの子で、両親をどうしたらいいかわからないみたいですよ。」

受「とても悩んでいます。」

原「親2人を見て、私どうしたらいいのっていう感じで。」

受「そんなところです。」

原「だからその為にも、お母さんは、『私ね、2人は向こうの世界で元気でやっているから、あの2人には喜びの仕送りをしてあげないといけないから、
  私、この際人生を楽しませていただきます、今日から!』ってきっぱり言っちゃった方がいい。そうして、お母さん一人手が離れるだけでも、
  下のお嬢さんは本当に楽になります。これをお母さんが悩んでいると、この両親をいったいどうしたらいいの、私、っていう感じなの。」

受「(下の娘さんが)私はお母さんを助けるために生まれてきたんだ、みたいな言い方をしています。」

原「そうすると本当にこの子もうお嫁にも行けなくなっちゃうし。」

受「もう結婚してます。」

原「してます?でも、結婚していても、自分の家庭に集中できなくなっちゃうんですよ。せっかく結婚してくれているんだったら、余計手放してあげないと。」

受「はい」

原「とにかくもう私これから弾けることにしたって、宣言して。旦那さんにもそうですよ。
  あなたの今までのいろんなこと、腹も立つし、恨むけど、もういい、許してやってって子供達が言っているから、私はそれでもういいです。
  その代わり、残りの人生弾けさせていただきますって。この際ちょっと伊勢に行かせていただきますって、ついでにあの辺で温泉に一泊して、
  美味しい牡蠣でもアワビでも食べてきますからって。(会場笑)そのくらい言ってもいいと思いますよ。
  下のお嬢さんが一緒に行ってくれるならそれもいいけど、じゃあ、ご苦労さん会しようってことでね、やってもいいし。旦那さんを連れて行ってもいいですよ。
  あなたも行きたいなら連れて行ってあげるけど、どうする?ついてはお金出してね、みたいに。そうしないと、お嬢さんも困っちゃうし、家庭に集中できないし、
 引っ張られちゃうから。息子さんは息子さんで、お袋、すこし勉強するよって言っていますよ。向こうの世界で。さんざんお母さんが勉強したら、
 あれしたらこれしたらって言ってくれたのに全部蹴ってきたから、向こうの世界で少し勉強するって言っています。」

受「人間関係の勉強をして欲しいです。」

原「まずは、ちゃんとした勉強をしたいみたいですよ。中途半端に終わっていませんか?学校」

受「そうなんです。大学中退して。」

原「その続きもやるからって。向こうの世界でちゃんと大学を出て、それからそれこそ就職して人間関係、っていうような感じで、
  向こうの世界でやるからねって。そういう気持ちに、今、彼なってきたから。」

受「私も頑張ります。」

原「最初、ちょっと通信が取れなかったんだけど、だんだん前に出てきて。結構話せば話す子なんですよね。」

受「私にはもうエンドレスに話してました。」

原「ね、最初、じっと黙っていたんだけど、今、話し始めたらだんだんだんだん結構話してくれて。元々は話せば話す子だよね。
  だから、やるよって。やる気になってきたらしい。お嬢さんはお嬢さんでおしゃれしているから大丈夫だし。」

受「ありがとうございました。」